昨日は六本木の21_21デザインサイトに「THE OUTLINE 見えていない輪郭展」
を観に行ってきた。
プロダクトデザイナーの深澤直人さんと写真家の藤井保さんの展示。
昨日は藤井さんの写真ワークショップがある日で事前に申し込んでいたのだけど
抽選にはずれてしまった。藤井さんは私が仕事としても写真をやろうと決める
きっかけになった人でその藤井さんが2時間の写真ワークショップをやると聞き
絶対行きたい!!と思っていたのに・・・。
でも当日、展示を観る為に行ってみたらワークショップは美術館の中の一部で
やっていたのでラッキーなことに全てのお話を聞く事ができた。
そして藤井さんは私のような人達にまで配慮して、撮影セットを組んでくれた。
藤井さんの写真は光から闇へのグラデーションが本当に美しい。
その藤井さんがよく使われるライティングの方法を実際にセットを組んで教えて
くれるなんて。なんて贅沢な!
ワークショップの最後の質問コーナーで「写真家として日頃大切に思っている事
はなんですか?」と藤井さんは訊かれ、「写真家として仕事をする場合、常にい
ちばん前に立たなければならない。いちばん前っていうのは風当たりも強いけど、
風を気持ちよく感じられるような強い精神と体でいたいと思う。」
と答えられていた。かっこいい・・・。
私は深澤さんデザインの携帯を使っているけど、今まで「デザイン」という
ジャンルは私の中であまり重要ではなかった。でも、この展示で深澤さんの
デザインした様々なプロダクツを観て、デザインのすごさを思い知った。
深澤さんとはお会いした事がないけど、きっと究極に研ぎすまされた感覚を
持っている人なんだろうな。
精神と体と感覚を鍛えて、行きたい方向に進んで行こうと思った。