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2006年 10月 25日
3月から8ヶ月間、ドキュメント撮影を続けてきたAtoZが終了した。
最後の5日間を、弘前で過ごしたんだけど、それは今までの自分史の 総集編のようなものすごい日々だった。この日記は人に読んでもらう為の ものではなく、この5日間を自分がずっと憶えておく為の記録。 10月18日(水) 朝、弘前に着く。荷物をさきちゃんの部屋に置いて、機材を持って倉庫へ。 開館前の倉庫内を撮影。AtoZ終了まであと5日。ここには本当にたくさんの 人が訪れたんだなっていう気配でいっぱいだ。 ファインダーをのぞくと、今、目の前に奈良さんやgrafチーム、ボランティア スタッフはいないけど、ドキュメント撮影をしてた時の記憶とか残像とかが ものすごい勢いで蘇ってきた。 お昼ごはんはgmHでカレー。この場所には撮影中、何度も助けられた。 いつ行っても、あの3人がいて、気持ちのよい音楽が流れてて。夏の間は この店の中庭席がお気に入りで、精神的にも体力的にも辛い時とか、この 中庭のソファーに座って、目の前の緑や光を見ながらお茶を飲んで ぼーっとしてると心が静まって、元気になれた。この場所も今月いっぱいで なくなっちゃうと思うとちょっと寂しい。 夜、ばななさん達が弘前入りされたので、夕飯を一緒に食べに行くことに。 畠山さんが紹介してくれたお店が本当に素晴らしいお店で、何を食べても 感動的なおいしさだった。みなさんもすごく喜んでくれて、よかったなぁ。 まんちゃんが私のカメラに興味を示していて、私がまんちゃんの顔の前で カメラを持って「ここ覗いてごらん」って言ったら、ものすごい勢いでシャッター を押しまくって次々といろんな人たちを写真に撮りまくっていた。この時の 写真を後からみたら、ものすごくいい写真がたくさんあった。やっぱり 家族写真にはかなわないなぁと思う。 お店を出て、駅に向かう帰り道、ばななさんが「弘前の街を歩いてみて、 なんで奈良君がああいう絵を描くかすごくよくわかった」と言ってたのが 印象的だった。明日、倉庫で会う約束をして解散。 10月19日(木) 10時にばななさん達と倉庫前で待ち合わせ。一緒に展示を観る。 まんちゃんはミサワホームのきりんがちょっと怖いながらも 気にかかるみたいで何度かミサワホームに戻っていて かわいかった。そして、どんつき展望台では街を見下ろしながら 「すばらしい!」と一言。どこかの国の王子様みたいで、みんな爆笑。 ひな菊小屋で原画を観るばななさんを見て、感動・・・。昔、名古屋パルコで 奈良さんの個展をやってた時に、この中のひな菊が笛を吹いてる絵を観て 泣いたことがある。絵を観て泣いたのは、この時が初めてだった。 私が奈良さんを知ったのは、元々、ばななさんが奈良さんの作品集の帯に コメントを書いていたことがきっかけだった。いろんなことが繋がっている。 その後homeカフェでお茶をして、gmHへ。奈良さんも弘前に来てるので みんなで外の席でカレーやトーストを食べる。 私はてっきり、ばななさんと奈良さんは弘前で会う約束を事前にしてたのかと 思ってたんだけど、ばななさんはいつ弘前に行くか、奈良さんには言って なかったし、奈良さんが弘前に来てることも知らなかった。多分、このふたりは とても忙しいし、お互いのことを思ってそういうことは連絡しなかったんだと 思う。ばななさんと奈良さんが一緒にいる光景を以前、SMLの時にgrafで 見たことがあったけど、「ああ、このふたりは戦友みたいだな」って思った。 それぞれが、いろんなものと戦っていて、たまにしか会わなくても言葉も 交わさなくても、このふたりは通じ合ってるんだなって思った。そして やっぱりこの日、弘前で一緒にいるふたりを見てそう思った。 その後、みんなで岩木山神社へ。私はこの場所がすごく好きなので、 みんなで行けて嬉しかったなぁ。今日のことを本当に全部憶えていたくて なぜか急に神社の入り口のとこにある怪しいお土産屋で、今日の記念に 自分に何か買うことにする。普段は、ぬいぐるみとか絶対に買わないんだけど 子供の頃に大事にしてたモンチッチをポシェットにしたものがあって、それを 買った。まんちゃんはあんぱんまんのお寿司セットを買ってもらっていた。 そして近くの嶽温泉の足湯へ。少し紅葉し始めた木に囲まれて、いいお湯 につかって本当に気持ちがよかった。 弘前市内へ戻る車の中で、まんちゃんが大きな声で歌を歌うのを 幸せな気持ちで聴きながら、 「今ままでの人生で最も影響を受けて、自分の生き方の師匠だと 思ってきたふたりが今、目の前にいて、そして、自分が大好きな弘前の街 や煉瓦倉庫、岩木山で一緒に時間を過ごす事ができたなんて、こんな ことが起こりうるなら、今後、どんなすごいことが起きても驚かないなぁ・・・」 と思った。夢のようというのはこういうことをいうんだな。 少しだけ時間があったので、おおむらでラーメンを食べる。そして駐車場で お見送り。まんちゃんが別れ際に私のカメラにキスしてくれた!これでいい 写真が撮れるに違いない!本当に楽しい二日間だった。この二日間の 記憶が1秒でも長く残りますように・・・。 夜はありちゃんの部屋できのこ鍋。みんなは最後の内覧会や仕事があるので、 私は先に一度ありちゃんと部屋に行って準備をすることにする。 部屋へ向かう途中、夜道を歩きながらありちゃんと色々話していて 「ありちゃんは3回の弘前での奈良展を影で支えて来たんだな。そして、 去年も今年も私の弘前での撮影はありちゃんに支えられてたな。」 って思ったらちょっと泣きそうになった。 ありちゃんは私が今まで出会ったことのないタイプの人だ。 なんというか心の中が透明。そして常に精神が安定している。 0時頃、みんなが集まってきて、鍋スタート。おいしかった!毎日のように ボラに入ってるスタッフの子達が来ていて、みんなの話す表情を見てたら 建て込みが始まった頃と比べて本当に表情が変わってみんなキラキラ してる。眩しいくらいだった。大きなことを実現するには、毎日こつこつと 積み重ねていくことが大事なんだってことを今回の撮影を通してみんなに 教えてもらった。 帰り際、去年の夏に行ったハナレグミのライブDVDが流れていて、それを 見ながら、あの頃は本当に精神的に辛くて、こんなに辛い気持ちから逃げられる なら死んだ方がマシかもというところまで自分が落ちていたことを思い出した。 でも、死ななくてよかったな。生きてたからAtoZも撮影できたし、ばななさん とも会えた。 10月20日(金) 開館前に倉庫を撮影。でも、もはや今更写真で何かを残そうとすることが無力な 気がしてきた。 その後、部屋に戻ってスライドショウの準備。終わらない・・・。 お昼にこゆきさんが弘前に着いたので、一緒に中三にごはんを食べに行く。 えいこちゃんに電話してみたら、えいこちゃんも弘前入りしてたので合流。 えいこちゃんと会うのは今日が3回目。でもそんな気がしない。多分、人と しての本質みたいな部分が私と似てる気がするからかな。 夕方、和田さんも到着して一緒に天野さんのレクチャーへ。30分くらい聞いて gmHへ。outside yoshinoのライブ。ソロライブを聴くのは今日が初めてだけど 今まで、落ち込んだ時はいつもイースタンの曲に支えられてきた。どんなに 落ち込んでても「ズッコケ問答」を1時間くらいひたすらリピートして聴いたら 明日からまたがんばろうって思えた。会場はすごく込んでたけど、最前列に 体育座りで座る。歌う前の吉野さんのMCを聞いただけで、涙が出た。あの人の 話方はいったいなんなんですかね!話すだけで人を泣かせるってどういうこと? 私だけじゃなく、隣のあーちゃんも後ろの和田さんも泣いてた。 そして1曲目。「片道切符の歌」。もちろん泣いた。とにかくものすごいライブ だった。全身全霊で歌うというのはこういうことなんだろう。カバー曲もとても よくて「襟裳岬」なんて最高だった。この人は私だけじゃなくて、たくさんの人を 歌うことで支えてきたんだろうな。今まで観た全てのライブの中で最もすごい ライブだった。ライブ終了後、ソロアルバムを吉野さんが手売りしてたので、 迷わず2枚買った。そして、吉野さんに「いつも落ち込んだ時はイースタンの 曲を聴いて助けられてきました!」って伝えた。そしたら、吉野さんは「でも 俺自身はすごい弱い人間なんだけどね。」って恥ずかしそうに言ったから 「そんな吉野さんが歌うから、こんなにもみんなの心を打つんだと思います。」 って言った。 ライブ後おなかがすいたので、みんなでふぁーすとへごはんを食べに行く。 名古屋の原さん、パリのえいこちゃん、大阪のこゆきさん、東京の和田さん。 自分の旅の途中で出会った、大切な人達だ。滅多に会えない人もいるけど たまに会えて、顔をみて、一緒にごはんを食べながら話せたらそれでいいと 思う。みんなでふぁーすとにいる状況がすごく幸せだった。 10月21日(土) 開館前に倉庫を撮影。今日はほとんど写真を撮れなかった。写真を撮れずに 壁とか床の傷とかを手で撫でた。 お昼は念願のサスィーノでランチ。本当に全てのものがおいしかった。サッシー さんが厨房で働いてるところも少し撮影させてもらった。スライドショウの準備が まだ終わってないことが気がかりで100%食事を楽しめなかったので、今度は 何も気がかりなことがない時に、ディナーで来たい。 夜はマグネットでZ-night。今日はイースタンのライブ! 赤々舎の姫野さんと新庄君も弘前入りして、マグネットで待ち合わせ。 最初は後ろの方にいたけど、曲が始まったら、自然にひとりで前の方に飛び出して 行っちゃった。とにかくかっこよかった。吉野さんの歌は心の中の叫びのようだ。 歌ってても話してるだけでも、いろんなことがものすごくダイレクトに伝わってくる。 吉野さんの言葉。 「Aから始まり、Zで終わる。そして、またAから始める。」 その後、姫野さんと新庄君と一緒にふぁーすとへ。既にAM2時・・・。 本当は津軽料理のお店に案内したかったけど、この時間では仕方ない。 でも、姫野さんがふぁーすとをすごく気にっていて嬉しかった。いろんなものを じゃんじゃん頼んで、たくさん食べる。ライブのこと、展示のこと、弘前のことなど 色々話す。そして、私が今ぶち当たっているこれからの写真についての壁の ことなど。でも、姫野さんに「雅子さんが撮りたいものを信じて撮り続ければいいのよ。 それを貫けばいいのよ。」と言われて、すっとした。その通りだ。世に出ていきたい からといって、自分の撮りたいものを変えることなんてできない。撮りたいものを 自分らしく撮るしかできない。 店を出て、姫野さんが「弘前ってほんといいところね。弘前にこのまま住んじゃいたい。」 って言っててすごく嬉しかった。 部屋に戻ったのがAM4時。スライド編集をしてAM6時に一応完成。 10月22日(日) いよいよ最終日。今日は覚悟を決めて、開館前の撮影はしなかった。 姫野さん達と10時に倉庫で待ち合わせ。立木さんにお願いしてアテンドしてもらう。 姫野さんの目がキラキラ輝いていた。二階に上がるのに少し待つことになりSML 小屋の前で少し話す。AtoZを観たうえで再びSMLを思い出すと、やっぱりあの 展示はものすごい展示だったと思う。それを撮影できたこと、そして、姫野さんが それを本にしてくれたこと。いろんなことに感謝の気持ちでいっぱいだ。 展示を観た後、去年も姫野さんとランチを食べたアルポルトへ。 あの時と同じように姫野さんは白ワインを飲みながら、ランチを食べてやっぱり 「ものすごく幸せな感じ。」と言っていた。そして新庄君がトイレに行ってる 隙に再び恋の話など。 その後、Hへ行ってお茶を飲む。和田さんもちょうど店に来たので一緒に。 弘前はだいたいどこへ行っても、誰かに会う。約束しなくても人と会える感じ がいいなと思う。 姫野さん達は今日の夕方に帰ってしまうので、PC上でスライドショウを見てもらう。 京都でもスライドショウをやらない?って言ってくれた。実現するといいな。 姫野さんとハグしてお別れ。 その後、和田さんと待ち合わせて、スライドショウのリハーサルの為キャッスルホテルへ。 和田さんも夜の飛行機で帰ってしまうので、スライドショウのリハーサルを見て もらうことにした。和田さんは写真家・フリーランス・女性という同じ立場にある先輩で 私が撮影を続ける上での悩みとか葛藤とかをいつも聞いてもらってきた。だから 和田さんにはどうしてもこのスライドショウを見てほしかったのだ。見てもらえて よかったな。 鳴海さんに音楽をつけてもらって始めて通しでスライドを流す。 鳴海さんには去年の打ち上げの時のスライドショウの時に初めて音楽をお願い したんだけど、私が指定した曲を尊重しつつ、私の好きそうなそして私の写真に合う 感じの曲をうまくミックスさせて音楽をつけてくれた。去年の打ち上げの時の スライドショウが私にとって初めてのスライドショウだったんだけど、本当に楽しかった。 あの時の音源は今でもよく聴いている。 リハーサルでは音楽と画像が合わないところが何箇所かあったけど、本番の時は きっと大丈夫!ひとりだったらもっと心細い感じになっちゃうんだろうけど、隣に 鳴海さんがいると思うと安心できる。 その後急いで倉庫に戻り、ねぷたを燃やすところを少し撮影。本当にこのお祭りは 終わっちゃうんだな。AtoZという街の住人達がみんなで火を囲んでじっと見ていた。 そして、白い出口の扉の前に移動して、ドアクローズの瞬間を待つ。ものすごい人だかり。 奈良さんと豊嶋さんが倉庫から出てくるのを待つ。吉井さんもいらしていて「永野さん、 あんまり人を待たせるなって伝えてちょうだい!」といつものように吉井節炸裂で 素敵だった。そしていよいよふたりがあの白い通路を歩いてきて、ドアクローズ。 街の扉は閉められた。 急いで、今撮影した画像をスライドショウの最後に追加して、打ち上げ会場のホテルへ。 最初に奈良さん、grafチームによる挨拶。そして、滅多に表舞台には出てこない吉井 さんが壇上へ。吉井さんらしく短くてあっさりとした挨拶がかっこよかった。そして、 後ろでそれを聞いていた奈良さんは泣いてた。 いろんなプログラムが進み、スライドショウの時間へ。 スタート直前に奈良さんが「僕が音楽やろうか?」って言ってくれたけど、今日は ちゃんと見てほしいので、予定どうり音楽は鳴海さんで。 目の前に奈良さんが立っていてスライドを見ていた。後姿しか見えないから、その 表情はわからないけど、後姿を見ただけで真剣に見てくれてるのが伝わってきて 嬉しかった。写真展は観てもらえなかったから。 音楽も全てタイミングよくはまって、スライドショウが無事終了。 最後に奈良さんの挨拶があって打ち上げ終了。 二次会はマグネットで。スライドショウが終わってやっと一息つく。 いろんな人が来ていて、みんなと話したかったけど、睡眠不足と連日のあまりにも 濃い日々にフラフラになっていて、ぼーっとしてしまった。 奈良さんと豊嶋さんはいつものようにものすごく酔っ払っていて、奈良さんがいろんな 曲をかけまくり、途中からすごくいいことをたくさん言っていた。 奈良さんて、普段は本当に思っていることや、大切なことは敢えて口に出さない人だと 思うけど、この時はそういうことを口に出して言っていた。今、奈良さんが話してること を一語一句もらさずに全部記憶したいと思ったけど、体が疲れすぎていて、それが 無理かもしれないことが悲しかった。 そして最後に奈良さんとgrafチームが出口のところに立って、ひとり ひとりと握手するということになった。私は奈良さんに何か言いたかったし、何をいうか 考えたけど、決められないまま順番は回ってきた。そして「ありがとうございました。」 って言って握手だけしようと思ってたら、その時に奈良さんが言ってくれた言葉によって 自分の中の何かがはずれて、人前でよく泣く私でもこんなには泣いたことがないという くらい奈良さんの前で泣きじゃくってしまった。奈良さんを撮影し始めてからずっと 自分の中にあり続けてきた闇のようなものが全部消えた。 その後、あおやん、ドクター、コニタンは優しく「これからもずっと一緒に旅をして 行きましょう。」って言ってくれた。最後、豊嶋さんには「泣いてる場合やないでー。 カメラマンなんやから泣いてないで写真撮りいや。」って言われたけど。豊嶋さんは いつも直接的に優しい言葉は言わないけど、私の大事な節目の時にいつも大切な アドバイスをくれた。今回のAtoZ撮影の最初でも途中でもそうだった。また一緒に 仕事ができるようにがんばろう・・・。 帰り道、さきちゃんと奈良さんが変な即興の作り歌を歌っていて、それを聴きながら 柴さんと大笑いしながら歩いた。 これで私のAtoZが終わった。また明日から新しい旅が始まる。 奈良さん、grafチーム、そしてAtoZ実行委員会のみなさん、ボランティアスタッフの みなさん、いつでも自由に写真を撮らせてくれてありがとうございました。AtoZを 通して、何度もものすごい瞬間を見せてもらいました。自分の好きな場所で好きな 人たちを撮影するという、自分が写真を撮り始めた原点に帰ったような幸福な撮影 でした。この展示に関った全ての人に感謝します。 また、いつかどこかで!旅はつづく。 ![]()
by masako_nagano3
| 2006-10-25 14:02
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