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2006年 12月 31日
今年最後の旅は、弘前-東京-金津-金沢の旅。
弘前篇 AtoZ最後のレクチャーを聞く為に弘前へ。 今回はさきちゃんと共に、東京から弘前へ向かう。撮影に通ってた時はいつも ひとりだったのでなんだか不思議な感じ。 今回は成田さんのおうちにお世話になった。 成田さんの家は以前から一度行ってみたかったけど、本当に素敵なおうち だった。家のいろんなところに生のお花が飾られていたり、成田さん手作りの リースや人形があったり。そして、毎朝の朝食が感動的な素晴らしさだった。 自然光の降りそそぐキッチンの大きなテーブルで、ものすごくおいしい 成田さん手作りのごはんをいただいた。 今回、成田さんにはいろんな意味でお世話になったな。 ほんとうにお母さんみたいだった。 今回の弘前滞在中に弘前の雪の風景を撮りたいなぁと思っていたら、 ちゃんと初日に降ってくれた!雪国に住んでる人にとってみたら、 甘いかもしれないけど、雪ってやっぱり美しいなぁと思う。 あの全部を包み込むような美しさは他にはないと思う。 レクチャーはデネガにて。懐かしい顔がたくさん。レクチャー終了後、 打ち上げに参加。もぅ、しばらくは会えないかもと思っていた若井さんと会えた! そして、今の私にぐっとくるひとことを言われる。 結婚のお祝いにFDMD弘前展の時の夜にライトアップされた倉庫の写真を プレゼントした。すごく喜んでくれてよかったな。 マンチ食堂、スリーブリッジ、NEW ENGLAND、ブランメル、HOME WORKS、 こぎん研究所、袋宮寺、さざえ堂、志乃屋、ジョイポなど好きな場所に再び。 そして、小屋が解体された後の倉庫を撮影。あの黒い部屋がとても小さく 感じられた。あの夢の街があった場所がこんなに狭く感じられるなんて。 小屋も作品ももうない。 でも、ちゃんとあの街は写真の中だけじゃなく、しっかり自分の心の中に 刻まれてるなって何もなくなった倉庫の中を歩きながらはっきり思った。 そして、雪に包まれた煉瓦倉庫はやっぱり美しかった。 久しぶりにナカタンとも会う。私のリクエストに応えて、おのえ荘という 温泉に連れてってくれた。温泉に入りながらいろんな話をした。 そして、今日はナカタンの実家で神様の日の行事をするというので 私もいっしょにお邪魔することに。神様の日とはナカタンの ご両親の出身地である秋田の比内地方に伝わる行事だそうだ。 きりたんぽ、お刺身、幻の時鮭のソテーなど、すごいご馳走を色々いただく。 ナカタンのお母さんはこの親にしてこの子あり!といった感じのおもしろくて 素敵なお母さんだった。ナカタンがご両親に私を紹介する時に、 「去年のナラヒロ展で初めて会って・・・」って言ってたけど、まだ 出会ってからそんなにたってないんだな。ナカタンとは子供の頃からの 友達くらいの勢いで心が近い気がしている。 人との心の距離に会った回数や期間は関係ないんだな。 ケンさんは車の中で師匠に「目にパンチしろ!」とまたすごいことを 言っていた・・・。夜は北川君とちえちゃんのお別れ会に途中から合流。 でも、北川君はすぐに撃沈してほとんど話せず。 弘前最終日は、大瀬さんと県美へ。奈良さんの八角堂を観る。 作品は既に観たことのあるものだったけど、とてもよかった!! 自然光で奈良さんの作品を観るなんて初めてだし、地面に積もった 雪と作品が同時に視界の中に入ってきて、ものすごい透明感だった。 奈良さんの作品はやっぱり雪がとても似合うと思う。 その後青森駅方面に戻り、素敵な雑貨屋さんに連れて行ってもらう。 奈良さんにプレゼントしたいものを見つけたので、クリスマスプレゼントに買う。 それと新しい「Arne」が置かれていて、ばななさんの「守ってあげる」という タイトルのエッセーが掲載されているのを見つけ一気読み。 あまりにもよくて泣いた。 店を出て、喫茶店「マロン」へ。すごくよい感じ。ナポリタンとコーヒーを頼む。 またゆっくり来たいお店だ。 青森から弘前への帰り道、電車の車窓からの雪景色があまりにもきれいで、 たくさん写真を撮った。 夕飯は成田さんがお鍋やお刺身などご馳走を作ってくれて、まゆみぃさんや 大瀬さんとともにみんなで食べる。食後にはパリ亭のケーキまで出てきた! そしてかのちゃんを拾って、みんなでバスターミナルまで送ってくれた。 そしたら、もう会えないと思ってた北川君の姿が!ありちゃんや森さん、 前田さんまでも見送りに来てくれてて嬉しかった。 みなさん本当にお世話になりました。来年の新生harappaを楽しみに しています。そして、私もなんらかの形でharappaの力になれたらいいなと 思っています! 東京篇 もうすぐ終わってしまう展示を色々観る。 まず江戸東京博物館でアラーキーの「東京人生」を。江戸東京博物館に 行ったのは初めてで、まず建物の大きさにびっくり。そして、中の作りにも びっくり。 アラーキーの写真はやっぱりモノクロのものがすごくよかった。「さっちん」の シリーズは何度観てもいい。写真の初期衝動みたいなものを感じるし、 とにかく勢いがすごい。そして、陽子さんが亡くなる直前の写真。 花、陰、猫、空。棺の中の陽子さんの顔。この写真を見る度に、 私は愛する人の死に顔を写真に撮れるのだろうかと考える。 とにかくとてもよい展示だった。私も久しぶりにモノクロ写真を撮ろうかな。 次に小山Gで加藤美佳展。 そして、都現美で、大竹さんの「全景」を再び観る。 私は全ての作品が好きな程の大竹ファンではない。でも大竹さんに影響を 受けてスクラップブック作りを始めたし、あのデザインセンスに憧れる。 そして、大竹さん自身にとても興味がある。 あの制作へのエネルギーは本当にものすごい。 偶然、grafの増崎さんと和田さんにも会えた。 その後、新宿でフィルムなどを買って、金津へ。 金津篇 金津のgraf展も終了間近。今回はスツール作りのワークショップに参加する。 grafファンとしてはやっぱりgrafの原点である家具作りでしょ! と思って。 講師はゆうじさんと荒西さん。そして奈良組のみんなも手伝ってくれる。 台座の型紙を作って、木を切ったり、脚を組み立てたり。そして好きな色を 塗ってワックスを塗って。誰かにやってもらっちゃえば、一瞬で終わることも、 自分でやるとものすごく時間がかかる。でも、今回のワークショップに参加して 思ったのは人にやってもらっちゃうのは楽だけど、おもしろくないということ。 大変でも、自分でやることに意味があるのだ。 これはなんにでも共通することなのだろう。 椅子作りを手伝ってくれた、ゆうじさんや荒西さんやコニタンの手はまるで 魔法の手のようで、職人技のすごさを思い知った。 自分で切った台座はガタガタになっちゃったけどあおやんに 「味があってかなりいいですねー」と誉めてもらった!大切に使おう。 夕方から、ogurusuさんとトミオさんのライブも始まる。ふたりのライブを 聴きながら椅子作りというとても贅沢な時間だった。 夜は工房でみんなで鍋。女子チームみんなで大量の材料を洗ったり 切ったり。今日は、キムチ鍋、寄せ鍋、味噌鍋の3種類で、しかも15人分 なので、ものすごい量だ。 なんだか林間学校みたいで楽しい。オモニはゆうじさんの為に、ちゃんと から揚げを揚げていた!私は荒西さんとトミオさんとハーさんと 同じテーブルだったんだけど、この3人の掛け合いが面白すぎて、 笑いすぎて疲れた・・・。荒西さんのおもしろさはちょっと他の人の追随を 許さない感じだ。ごはんの後に、荒西さんと家具作りについての 話とか色々する。荒西さんの作る家具には、きっと荒西さんの優しさや家具に 対する思いがぎゅっと詰まってるんだろうな。 やっぱりいつかはgraf家具を買いたい。 今回もオモニの家に泊めてもらう。眠すぎて、こたつの中で熟睡。でもオモニが 帰宅した頃に目が覚めて、さきちゃんと共に、みんなで明け方まで話す。 続きはまた今度。 この間、金津に来た時に作った湯のみ茶碗とお皿を受け取る。オモニが ちゃんと色をつけて焼いてくれた。とてもよい感じ! 今回は金津に1泊しかできなかったけど、今度はまたゆっくりオモニに 陶芸を習いたい。 金沢篇 金沢21世紀美術館での奈良さんの展示「Moonlight Serenade」 を撮影する為に金沢へ。 金沢初日はyngm:Kでクリスマスイベント。浅野達彦さんのライブと あおやん、まおさん、奈良さんによるDJ。浅野さんのリハーサルから撮影。 浅野さんと共に福井さんと湯沢さんも金沢入り。 湯沢さんは私が高校生の時にオリーブを愛読してた時からの大好きな モデルさんで、今までに何度かいろんな場所ですれ違ったことはあったけど 、福井さんがきちんと紹介してくれた。あんなにかわいいのに、 とても気さくでさっぱりしていて、思ってたとうりの感じの人で感動・・・。 そして、いつか撮影させてほしいとお願いしたら「私でよかったらいつでも 撮って!」と連絡先を教えてくれた。こんなことってあるんだな! 高校時代の自分に教えてあげたいと思った。 そしてイベントスタート。あおやんのDJから始まる。クリスマスっぽい感じの 曲から始まり、段々とあおやんワールドへ。 次は奈良さんによるDJ。そして浅野さんのライブ。本当にかっこよかった。 みんなもぐっと浅野さんの奏でるギターの音に吸い込まれてくのがわかった。 上の階からも俯瞰で撮影。ライブ最後の浅野さんの叫びはかっこよすぎた。 そして、まおさんによるDJ。女子の心を掴む選曲・・・。さすがまおさんだ。 最後は再び奈良さんによるDJ。最初はいつもの奈良さんの選曲とは ちょっと違う感じの曲が続いたけど、途中からあの感じに! そして、会場も一気にもりあがり、最後はイースタン!! 自分自身にもスイッチが入っちゃったけど、豊嶋さんやあおやん、まおさんも 同じみたいで、みんな本気でダイブとかしていた。 豊嶋さんのYNGダンスや、あのあおやんのはじけっぷりが最高だった。 まおさんも本気ではじけていて、とにかく楽しかった!!! 今回の金沢ではおちょこの家に泊めてもらう。金沢には知ってる人が全然 いないし、滞在撮影は難しいなと思ってたんだけど、11月に金沢に 行った時におちょこが「いつでもうちに泊まってください!」って言ってくれて、 そのひとことで金沢撮影が実現できた。おちょことはAtoZの会場で初めて 会って、でもその時は挨拶をした程度。 そして前回の金沢でも少ししか話せてないのに、自由におうちを使わせて くれるなんて感謝・・・。おちょこの部屋は生粋の奈良ファンの部屋だった。 おちょこの存在を知ったのは、おちょこがまだ高校生の時。そして、私はまだ アシスタントだった。実際に会った回数は少ないけど、ずっと前から知ってるし、 何か共通のキーワードみたいなものがお互いの心の中に存在してる 感じで、すごく信用できる。 弘前は自分にとってもうhomeのような場所だけど、金沢は行くまではちょっと 不安な場所だった。でも、おちょことるい君の存在があったおかげで だいぶ不安が小さくなったと思う。るい君とは弘前では一対一で ゆっくり話したりする機会がなかったけど、今回は金沢での滞在中、 金沢名物「宇宙軒」(さきちゃんはるい軒と呼んでいた・・・)で奈良さん お勧めのすきやき定食を食べながらいろんな話をした。弘前のこと、 金沢のこと、お店のことやこれからのことなど。やっぱりるい君は 弘前での経験を経て、確実に成長して、また今回の金沢での経験を経て、 更に大きくなっていくんだろうなと思った。 その日の夜中にるい君からきたメールを読んで、るい君て本当にまっすぐな 男の子だなと思った。不器用だけど、まっすぐ。 このまっすぐな部分がいつまでも変わりませんように。 美術館の休館日や、お昼ごはんや夜は、いろんな金沢のDeepスポットに 行った。 ・マムホームベーカリー・・・プロジェクト工房の隣にあるパン屋さん。みんなの お勧め。毎朝 ここで朝ごはんを買った。おばちゃんがひとりでやっていて、 みんなのお母さん的存在。 ・ぶらり・・・もうすぐ閉店の骨董屋さん。奈良さんと豊嶋さんが大量に 買い物して、Kや アトリエにはここで買ったものがたくさん置かれてるみたい。 私は、きれいな石のついたペンダント とガラスの器を購入。 ・竹葉寿司・・・テイクアウト専門の巻き寿司のお店。いろんな種類のお寿司が ある。 みんなで 買って食べ歩きしながら新堅町商店街を散歩。 ・benlly's&job・・・雑貨屋さん。陶製の椿のブローチを買った。 ・kiku・・・アクセサリー屋さん。金沢らしいお店。桜を彫ったリングや バングルがほしかった けど、安いものではないのでちょっと考えよう・・・。 ・フェルメール・・・アンティーク屋。かなり選ばれた感じの素敵なものが たくさんで宝箱の ようなお店。 ・ノワイヨ・・・器や雑貨など。よい雰囲気。 ・コラボン・・・雑貨・カフェ。前回も行ったけど、今回も再び。このお店の ような家に住みたい。 ・近江市場 ・Rallye・・・雑貨屋。おちょこへのクリスマスプレゼントを買う。 ・早舟・・・中央市場と隣接してる飲み屋。何を食べても感動的なおいしさ。 すごく アットホームな雰囲気。次回行った時は、必ずうにといくらの 茶碗蒸を食べる! ・グリルオーツカ・・・洋食屋さん。かなり好きな雰囲気。今度行った時は ハントンライスを食べよう。 ・puddle・・・おそうざいBar。お酒もこだわった料理もお茶もデザートもある。 トイレのドアには奈良さんの直筆ドローイングがある。 この店のオーナー佐伯さんは金沢カルチャーの仕掛け人のような人。 おちょこが紹介してくれて色々話した。来年に向けてものすごく 楽しそうな 計画を聞く。絶対参加したい!後からこの店がNPOの経営だと聞いてびっくり。 佐伯さんにかなりディープそうなお店など、色々教えてもらった。 ・ローレンス・・・ドクターお勧めの喫茶店。オーナーの女性はかなり自由な 感じの素敵な 魔女みたいなひと。文壇や演劇界のひとが多く 訪づれるみたい。店のつくりもかなり 個性的。一度行った時に 食べられなかった幻のプリンを食べる為に予約を入れて、 滞在中に二度行った。そしたらサービスでハーブティを煎れてくれたり、 お菓子や手作り のカードまでいただいてしまった。また行こう。 ・芝生・・・金沢でいちばん古い喫茶店。メニューがない・・・。でもソース かつ丼がおいしかった! ・布久や・・・アンティークの着物屋さん。しばらく着物を着てなかったけど、 この店に行って 着物熱再燃。金・銀・黒の千鳥格子の帯を購入。 今回の撮影は、奈良さんが制作中ではない朝から夜の早い時間にかけての アトリエを好きなだけ撮影していいというすばらしい撮影だった。 制作中の奈良さんを撮影したい気持ちはもちろんあるけど、私だって、 もし自分が作品撮影してる時に誰かにそれを観られてたりしたら、 撮影に集中できない。だから、今回の撮影はアトリエの作品が 日々変わっていく感じと、奈良さんの気配のようなものを写すことにした。 SML展の時、Mの部屋で毎日奈良さんは制作していて、展示の オープニングの日には奈良さんが部屋にいなくても、奈良さんの気配のような ものがあの空間には濃く残っていた。そして、クロージングの日に再び Mの部屋に行ってみたら、その気配はかなり薄くなっていた。 そして、オペラシティに巡回した展示では、もはや気配はほぼ感じられない くらいになっていて、初めて人の気配っていうものがちゃんと存在することを 実感した。 奈良さんが制作中の描きかけの作品をリアルタイムで見られるって すごいことだと思う。私がもし金沢に住んでたら毎日あの場所に行っちゃうね。 奈良さんの作品って、もちろん完成形は完成された美しさがあるんだけど、 私は未完成の作品のもつあの生々しい痛い感じがすごく好きだ。 毎朝、アトリエに行くのが楽しみだった。撮影最終日は朝、9時半にアトリエに 行ったのだけど、奈良さんはまだ絵を描いていた。 そして奈良さんが寝に帰ってからすぐに撮影。 奈良さんが描いたばかりの絵をすぐに撮影できるなんて。 作品だけじゃなく、床に転がってる絵の具や、タバコの吸殻と共に、 奈良さんの気配もちゃんと写真には写っていると思う。 撮影最終日の夜はKのバイトのあさこちゃん(書家)、ひろこちゃん (囃家・笛担当)、ばっち(カナビーズ)、弘前のたいちゃんと共に飲みに行く。 ひろこちゃんが相当Deepな飲み屋に連れてってくれた。店の予約を する時に「東湯のひろこです。」と言っていてかっこよかった! ひろこちゃんは東茶屋街にある東湯という江戸時代からある銭湯の 娘さん。今回は東湯に行けなかったけど、次回は必ず行きたい。ひろこちゃんは 私よりも年下だけど、一緒にいるとなぜか気持ちが落ち着く感じになる。 そして、あさこちゃんはすごくさっぱりとしたかっこいい感じの女の子。 私が王道的に好きな感じの女の子だ。おちょこが里帰りしちゃって ちょっと寂しかったけど、あさこちゃんが飲みに誘ってくれた時はすごく 嬉しかった。みんなでカウンターに座り、食べたことのないようなめずらしくて おいしいものなど色々と食べつつ、会ったばかりとは思えない感じの深い話を 色々とする。このふたりとはこれからすごく仲良くなるような気がしている。 新しく出会った人とこれから仲良くなる予感のする時っていつもワクワクする。 あさこちゃん行きつけの素敵なBarに少しだけ寄って、車で駅に送ってもらう。 大雪の中、マニュアル車を飛ばして運転するあさこちゃんはやっぱり かっこよかった。そして東京へ。 旅先の帰り道はいつもイースタンの「荒野に針路をとれ」を聴く。そうすると、 寂しい気持ちが小さくなって元気が出るから。 奈良さん、今回も自由に撮影させてくれてありがとうございました! そして、るい君、おちょこを初めカナビーズのみんな、ひろこちゃん、 あさこちゃん、北出さん、色々とお世話になりました。 また来年、金沢撮影に行くことを楽しみにしています。 今年はAtoZに明け暮れた1年だった。今の自分にやれるだけのことは やったけど、写真的には自分で納得できる写真が撮れたとは言えない。 でもそれが今の自分の実力ということなんだろう。 その事実とちゃんと向き合って、前に進まなければ。 AtoZが終わって、自分の中でひとつの時代が終わった感じ。 ここからまた新しい旅だ。今までいろんな場所で出会って来た人たちとも、 これからどこかで出あう人たちとも常に悔いなく時間を大切に過ごして行きたい。 そして撮りたいものをどんどん撮っていこう。 それではみなさん、よいお年を! ![]()
by masako_nagano3
| 2006-12-31 04:29
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