写真展準備の為、金沢に行ってきた。
今回の写真展では、ギャラリースペースであるsocialで、奈良さんの
金沢21世紀美術館での個展のドキュメント写真の展示をして、barの
puddleで金沢の風景を金沢で作られている手漉き和紙に印刷して
展示する。
今回の金沢滞在では、いろんな金沢で見た光を写真に撮った。
金沢らしい茶屋街や、町中を流れる大きな川や、山とか海とか滝とか。
金沢っていろいろなものが金沢というひとつの場所に、ぎゅっと凝縮されて
いるのがいいなと思う。
そして、私が金沢に行った最初の日がちょうど桜が満開の日で
たくさんの桜もみることができた。
puddle&socialのディレクター、佐伯さんが朝から晩までいろんな金沢を
案内してくれた。佐伯さんと話してると、この人は本当に金沢が
好きなんだなぁと思う。いろんなことの一番の核になる気持ちってこの何かを
好きだということなんじゃないかな。佐伯さんはきっと今までもこれからも、
この金沢という場所からいろんなことを発信していくのだろう。
そして、撮影したばかりの写真を和紙に印刷。
漉く人がもう二人しか残っていないという二俣和紙を購入して、印刷作業を
する。何種類かある和紙の中でも薄い和紙を選んだ為、最初、
作業が難航。でも、シンヤさん、南さん、おちょこの多大なる協力のおかげで、
和紙の風合いを生かしたよい感じの作品ができたと思う。
作業中、みんなの気持ちにぐっときて何度か泣きそうになった。
写真展準備もまだ始まったばかりだし、展示自体もこれからだけど、今回の
金沢滞在で、金沢という街が既に自分にとって特別な場所になった。
昨夜、金沢から戻ったばかりなのに、もうすぐに金沢に行きたくなっている。