今日は庭園美術館へ「舟越桂 夏の邸宅」展を観に行ってきた。
全ての作品が、この展示空間の為に創られたのかと思ってしまうほど、作品と
空間が馴染んでいた。その合い方は、ちょっと怖くなるくらいだった。
この展示が終わり、作品は撤去されても、この作品達の魂の一部は、この邸宅に
残るに違いないと思った。
閉館間際の、人のいなくなった部屋で作品と一対一で向き合っていたら、
自分まで、舟越さんの作り出す物語の世界に入り込んだような気持ちになった。
帰り際に、エントランスのところにあるすごく好きな作品を再びじっと観て、
後ろを振り返ったら、そこには舟越さんがいらした!
「最後は邸宅の主が、玄関に出て来てくれたね!」と勝手なストーリーを作って
邸宅を後にした。