雅子日記

「家庭画報11月号」

先日、撮影させていただいた「家庭画報11月号」の今月の美術」の

ページ家庭画報のサイトでも見られます。

キュレーターの林綾野さんが箱根のポーラ美術館で開催中の

「シンコペーション　世紀の巨匠たちと現代アート」展を

ご覧になる様子を撮影させていただきました。

取材・構成・文は白坂由里さんです。

箱根のポーラ美術館は、まだ仕事でしか伺ったことがないのですが、

いつも行く度に「この美術館や周辺の森で1日ゆっくり過ごしたいなぁと

思わせるとても素敵な美術館です。

「Naoto Fukasawa EMBODIMENT」

英国Phaidon社から出版された、プロダクトデザイナー深澤直人さんの作品集

「Naoto Fukasawa EMBODIMENT」の中で、以前に21_21DESIGN SIGHTで

行われた「東北のテマヒマ展」のリサーチの為に青森を旅された深澤さんに

同行して撮影した時の写真を掲載していただきました。

弘前市にある田沢手打刃物製作所でりんご剪定鋏を、板柳町にある

青森資材うばさわでりんご箱を撮影した写真です。

深澤さんの事務所の方のお話によると、この作品集に、どうしてもこの2点の

写真を掲載したいと深澤さんがおっしゃってくださったそうで、以前から

深澤さんのファンである私には、とても嬉しいご連絡でした。

青森を旅する車の中で、深澤さんが外の雪景色を眺めながら、「子供の頃に

棟方志功が作品を作る様子をテレビで観て、ものを作る人になりたいと

思ったことを今思い出したよ。」とおっしゃられていて、ぐっときました。

吉井酒造煉瓦倉庫（現在は吉野町れんが倉庫）の中を一緒に歩いたことも

宝物のような思い出です。

「横尾忠則さんへの手紙」

美術評論家で世田谷美術館館長の酒井忠康さんが書かれた書籍、

「横尾忠則さんへの手紙」（光村図書出版）に、以前に横尾さんのアトリエで

撮影をさせていただいたアトリエ風景や横尾さんのポートレート写真などを

掲載していただきました。

横尾さんのポートレートを撮影させていただいた時、カメラの前に横尾さんが

立たれた瞬間に、場の空気が一瞬にして鮮やかに変わったことは、

一生忘れないであろう記憶です。

「美術準備室」、津上みゆきさん

光村図書から発行されている「美術準備室」15号の表紙と巻頭の

「アトリエ訪問」のページで、画家の津上みゆきさんを

撮影させていただきました。

自然光のたくさん入る素敵なアトリエで、ポートレート撮影を

させていただいた時のシャイで繊細な感じの津上さんと、

制作をされている最中のクールで凛とした強さを感じさせる津上さんの

内面の両方が、津上さんの作品にそのまま出ていることに感動しました。

今回の撮影を通して、新たにとても好きな画家の方と出会えて嬉しいです。

「家庭画報９月号」、「塩田千春展 魂がふるえる」

8/1発売、「家庭画報９月号」（世界文化社）の「今月のART」のページで

現在、森美術館で開催中の「塩田千春展　魂がふるえる」の展示を俳人の

堀本裕樹さんがご覧になる様子を撮影させていただきました。

凄まじい展示でした。

会期中にもう一度ゆっくり観に行こうと思っています。